水先人
水先人の難易度、合格率、出題内容、受験資格
水先人とは港、海峡、内海など全国３５箇所に分かれた、それぞれの水先区域において安全な航行を行なえるように船舶を導く役割をもった職業です。
この資格は事前に登録水先人養成施設で過程を修了した後、国家試験に合格する事で取得できる資格です。
資格には１級、２級、３級の資格がありそれぞれの業務範囲によって資格が分かれています。
また、この資格は水先人の業務を行なう為には全国３５箇所に分かれた水先区域毎に資格の取得が必要であるという特徴があります。
・各級の詳細（業務範囲の制限）
【１級水先人】業務範囲の制限無し
【２級水先人】５万トンまでの船舶（危険物積載船は２万トンまで
【３級水先人】２万トンまでの船舶（危険物積載船は不可）
・乗船経験
１級…３千ｔ以上の船舶で２年以上船長としての乗船経験
２級…３千ｔ以上の船舶で２年以上船長又は一等航海士としての乗船経験
３級…１千ｔ以上の船舶で１年以上船長又は航海士としての乗船経験、もしくは１年以上練習船で実習を受けた経験
・登録水先人養成施設での過程修了
１次試験
・身体検査
・海上事故予防や当該水先区の航法に関する法規
・気象及び海象知識
・航路障害物、航路標識その他重要な事項に関する知識
・船舶の操縦に関する知識及び技能
・水先人として必要と認められる知識又は技能であつて国土交通省令で定める事項
合格率は公表されていません
毎年４月頃
一次試験（身体検査）…3,450円
一次試験（筆記試験）…10,300円
二次試験…12,400円
一次試験：東京
二次試験：各地方運輸局
国土交通省のＨＰで合格者の発表をしています。
国土交通省
TEL 03(5253)8111
財団法人海技振興センター
TEL03-3264-3871