労働基準監督官とは「労働基準法」や「労働安全衛生法」などに基づいて労働環境などを監視、調査を行なう公務員です。
この労働基準監督官として働く為には人事院で行なう「労働基準監督官採用試験」に合格し公務員として採用される必要があります。
試験には職務で必要な“労働に関する総合的な知識”が求められる事から難易度は比較的高い試験内容です。
募集に関しては「労働基準監督A(法文系)」と「労働基準監督B(理工系)」という募集区分があり、法文系では法律に関する試験内容、理工系では工業に関する試験内容となっています。
年齢制限:21歳以上29歳未満(受験年の4月1日時点)
21歳未満の受験資格…大学を卒業、卒業見込み。また人事院が大学卒業、卒業見込みと同等の資格があると認める者。
【労働基準監督A】
第一次試験:
・教養試験
時事
文章理解
判断・数的推理
資料解釈
自然
人文
社会
・専門試験
労働法
労働事情
憲法
行政法
民法
刑法
経済学
労働経済・社会保障
社会学
第二次試験:
・人物試験
・身体検査
・身体測定
【労働基準監督B】
・教養試験
時事
文章理解
判断・数的推理
資料解釈
自然
人文
社会
・専門試験
労働事情
工学に関する基礎
第二次試験:
・人物試験
・身体検査
・身体測定
労働基準監督A(法文系)…4.9%(平成20年度)
労働基準監督B(理工系)…11.4%(平成20年度)
1次試験…6月中旬
2次試験…7月下旬
※試験日は採用区分共通
無料
第一次試験:
札幌市、仙台市、秋田市、東京都、新潟市、名古屋市、金沢市、大阪市、松江市、広島市、高松市、松山市、福岡市、熊本市、鹿児島市、那覇市
第二次試験:
札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、高松市、福岡市、熊本市、那覇市
1次試験…7月上旬
2次試験…8月下旬