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システムアナリスト


資格の内容

システムアナリストは情報処理技術者試験の頂点に君臨する区分と考えられています。

これは、合格者への業界及び企業経営者の評価が極めて高いことにあります。

システムアナリストに要求される能力は、情報技術に対する深い知識と経験を、経営者の視点でシステムを企画・設計し、経営者に説明する能力です。

いずれも経営者・経営層と直接交渉する立場の人間として、極めて重大な能力と認知されているものばかりです。

こうした能力を持つと認定された合格者は業界でも一目置かれる存在であり、近年の情報システム導入プロジェクトには、企画立案段階で(さらにプロジェクトがスタートした後も)参加する場合が多くなっています。

システムアナリストに近い資格としては、中小企業診断士、技術士 (経営工学部門)、ITコーディネータなどがあります。

システムアナリストにはこれらの有資格者が非常に多いことでも知られています。

受験資格

誰でも受験できる資格です。資格の対象者像としては、企業や組織の経営戦略に基づいて情報戦略を立案し、情報システム開発においては全体計画、個別計画の立案、策定を行い、その開発・導入プロジェクトを支援し、同時に業務のシステム化を監督監修する立場の人間で、システム開発における最上流の担当者であり、能動的にシステム開発計画を提案する者とあります。

試験内容

午前試験は多肢選択式、午後試験は記述式と論文式(小論文)に分かれています。

午前
マークシート式の四肢択一で55問出題され、100分で全問解答します。
IRT(項目応答理論)によって、最低200点〜最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で合格(午前試験通過)です。
2001年度よりプロジェクトマネージャ試験、アプリケーションエンジニア試験と問題が共通化されました。
また、ソフトウェア開発技術者試験、プロジェクトマネージャ試験、アプリケーションエンジニア試験のいずれかに合格した年度を含む2年以内に受験した場合、申請により午前試験を免除されます。

午後I
経営戦略に基づくシステムの提案、システムの計画立案に関する問題(大問)が4題出題されます。
それぞれの大問は、主題の設定となる文章と、それに対するいくつかの小問があります。
そのうち3題を選択し、90分で解答します。
素点採点で、最低200点〜最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で合格(午後I試験通過)です。
ただし、午前試験が600点に満たなかった者は採点さえされません。

午後II
3つのテーマから1つを選んで、業務経験を踏まえて小論文(最低2400字〜最大4000字)を120分で書きます。
採点はA,B,C,Dの4段階で評価され、Aのみ最終的に合格です。ただし、午後I試験が600点に満たなかった者は採点さえされません。

願書受付期間

秋:7月中旬から約一ヶ月

資格申し込み方法
インターネット利用による方法と郵便局利用による方法があります。

試験日

10月の第3日曜日

試験会場

全国の主要都市で資格試験が行われます。

受験料

5,100円(税込)

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