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テクニカルエンジニア(ネットワーク)


資格の内容

テクニカルエンジニア(ネットワーク)は、ネットワーク技術がインフラとして必須のものになりつつある時期に導入された区分です。

当時はネットワークに関する試験は殆ど無く、試験自体も難しいため、社会的評価も高かったです。

また受験資格が一切不要であったことからも、第一種(ソフトウェア開発技術者)の次に目指す区分としてテクニカルエンジニア (データベース)試験と同様にもてはやされました。

この傾向自体は変わらりませんが、2001年に情報セキュリティアドミニストレータ試験が同じ秋の試験として導入されると、難易度が低いにもかかわらず、テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験合格と同等の評価を得られるということで、情報セキュアドの受験者が増加しました。

結果として当試験の受験生は減少傾向にあり、先述のソフトウェア開発技術者試験の秋期実施により益々減少傾向にあります。

受験資格

誰でも受験できる資格です。システムエンジニアの中でも主にネットワークの設計担当者や管理責任者を対象としています。

試験内容

午前試験は多肢選択式、午後試験は記述式と論述式(事例解析)に分かれています。

午前
マークシート式の四肢択一で55問出題され、100分で全問解答します。
IRT(項目応答理論)によって、最低200点〜最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で合格(午前試験通過)です。
約半分がシステム開発の知識やコンピュータシステムに関する問題で、後の半分はネットワークに関する知識を問う問題です。

午後I
LANの設計、WANの設計、ネットワークシステムの運用設計・性能評価などに関する問題(大問)が4題出題されます。
それぞれの大問は、主題の設定となる文章と、それに対するいくつかの小問からなります。
そのうち3題を選択し、90分で解答します。
素点採点で、最低200点〜最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で合格(午後I試験通過)です。
ただし、午前試験が600点に満たなかった者は採点されません。

午後II
ネットワークシステムの構築設計・評価・改善を扱う問題(大問)が2題出題されます。
1題を選択して120分で解答します。
素点採点で、最低200点〜最高800点の5点刻みで採点され、600点以上で最終的に合格です。
ただし、午後I試験が600点に満たなかった者は採点されません。

願書受付期間

7月中旬から約一ヶ月間

資格申し込み方法
インターネット利用による方法と郵便局利用による方法があります。

試験日

10月の第3日曜日

試験会場

全国の主要都市で資格試験が行われます。

受験料

5,100円(税込)

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